腰痛の症状
30代男性。3日ほど前から腰に違和感があった。来院時の約2時間前に、仕事中の作業で重たい物を持ち上げた瞬間、腰に電気が走ったような痛みを感じた。それから前に屈む(かがむ)ことができない。上体を左右にひねることもできない。立ちっぱなし、座りっぱなしでも腰が痛い。来院時も自動車の運転席から降りるのも痛いと言う。
腰痛の原因を調べる
お尻や足にシビレや痛みは無い。右の腰の特定の部分を押さえるととても痛がる。
骨盤・腰椎(ようつい:腰の骨)のゆがみをチェックする。
5つある腰椎(ようつい:腰の骨)のうち、上から4番目の第4腰椎が大きく左にズレている。
そのズレている第4腰椎の右側の関節部分を押さえると、そこを中心にとても痛いと言う。
痛みは第4腰椎のズレからくる、関節の痛みと判断する。3日ほど前から腰の違和感があった時点でずれていたと思われる。
その後、重たい物を持ち上げた瞬間に、ズレが許容範囲を超えたのではないかと判断する。
腰痛治療&セルフケアアドバイス
- 第4腰椎の左へのズレを矯正
矯正後の痛みの確認。
前屈動作(前かがみ動作)。痛みなくできるようになった。何回か試してもらうが、痛みは無い。
腰を左右にねじる動作も少し痛みが残るが問題なく出来るようになる。
第4腰椎の右側の関節を押さえても、もう痛みはあまり無いと言う。
ただ、痛みのために筋肉は緊張しているので、腰の筋肉の緊張を緩めるために軽くマッサージ。
- 腰を氷バッグでアイシング
第4腰椎の関節部分を中心に15分間程アイシング。
- セルフケアのアドバイス
当日は仕事を休んだとのことだったので、自宅で安静にするようにアドバイス。
安静にしながらもアイシングを必ずするように伝える。(15分間アイシング。その後15分、間を開けて、再び15分間アイシング。これをできるだけ繰り返すように)
翌日から仕事に行く予定だと言うので、作業中は腰にコルセットを必ずするように伝える。
翌日、経過確認のためにお電話すると、会社から大事を取ってもう一日だけ休みをとるように言われ休んでいるが、腰の痛みは全く無くなったとのこと。
痛みは無くなっても、できるだけアイシングを続けるように伝える。(この場合、2時間に1回ごとのペースで良く、お風呂はシャワーのみにすることと、お風呂上がりには必ずアイシングをすることをアドバイスする。)
腰痛の治療は、マッサージだけや低周波治療器などでは、その時は少し楽になるかもしれないが、根本的な効果は無い。腰痛にはカイロプラクティック治療や鍼(はり)治療がとても効果が高く、早く腰痛を改善することが期待できる。
腰痛にお悩みの場合は、岡山市の治療院CAM(キャム)へ、ぜひご来院ください!