首の痛みの症状

40代男性。4日前の休みの日にジェットスキーをして遊んでいた。二人乗りをして、後部座席に座っていた時、運転手の操舵ミスで急に振り落とされて水面に強く叩きつけられたような状態になり、その後から首の痛みがある。

左右に顔を振り向くと痛みあり、上を向くことは痛みのため完全にできない。

首の痛みの原因を調べる

手のシビレ、腕が挙がらないなどの他の症状は無い。

月に1~2回、からだのメンテナンスとして来院されているので、いつも調整する首の骨(頚椎:けいつい)を調べたところ、7つある頚椎のうち一番下の頚椎(第7頚椎)が大きく右にズレていた。首の付け根にある骨の出っ張り(これは第7頚椎の骨の一部分)を右から押すととても痛いと言う。

過去にも、車に乗車中に後ろから追突されたことがあり、首は元々悪く、仕事中(上や下を向いたまま作業することが多い)にも首と肩の付け根が重痛くなってくる。毎月、治療院CAM(キャム)で治療する時も、いつも第7頚椎は少しズレている。今回、水面に強く叩きつけられた衝撃で、第7頚椎が激しくズレた事が首の痛みの原因と考えた。

首の痛みの治療&セルフケアのアドバイス

  • 第7頚椎の矯正

顔を左右に向けると痛みがあるので、イス(サービカルチェアーという首の骨を調整するためのカイロプラクティック専用のイス)に座ったままの状態で第7頚椎を矯正する。

あおむけに寝た状態での首の骨の矯正

※この動画はあおむけに寝た状態での矯正ですが、イスに座ったままでの矯正もこの動画と同じように、目的の骨を指先で軽く押すだけなので痛みはありません。

第7頚椎を関節の向きに合わせて、指先で軽く押し込むと「ボリッ」と音がして、第7頚椎のズレが戻る。

その後、顔を左右に向けてもらうと痛みはほとんど無くなっていると言う。

上を向いてもらう。可動域(動く範囲)は広がって、完全に上を向ける。痛みはほぼ良くなったと言う。最初の痛みを10段階のうちの10とすると、現在は2~3だと言う。

  • 首・肩の筋肉をマッサージでゆるめる

少し残る痛みは筋肉の痛みであると判断して、首から肩の筋肉をマッサージでゆるめる。

その後、首の動きを確認してもらうと痛みは無くなったと言う。

  • セルフケアのアドバイス

スポーツ・レジャー・交通事故で急に首を痛めた場合、温めずに氷(保冷剤など)で冷やすようにアドバイス。

今回も4日間、特に冷やすことなどはしなかったと言う。冷やしていれば痛みの強さも少しは違ったかもしれない。

治療後

首の痛みは完全に無くなった。急な首の痛みも筋肉だけでなく、骨のズレを矯正することで、より高い治療効果を期待できる。

急な首の痛みは、労働条件・スポーツでのケガ・交通事故の後遺症(ムチ打ち)など色々な原因で起こる。

首の痛みだけでなく、肩こりなどにもカイロプラクティック治療はとても高い治療効果を期待できる。

首の痛み・肩こりなどでお悩みの場合は、岡山市の治療院CAM(キャム)へ、ぜひご来院ください!

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