肩こりの症状

40代男性。慢性的な肩こり。デスクワーク(パソコンでの入力作業)が主な仕事。

2~3日前から上を向くと右の背中(肩甲骨:けんこうこつの間)に痛みがあると言う。

その他、頭が締め付けられているような頭痛あり。手のしびれなどは無い。

痛みの原因を調べる

肩・首周りの筋肉を触ると、異常なほどにこっている。いつもこんな状態だと言う。

首の骨の動きを調べると、7つある頚椎(けいつい)のうち、上から5番目の頚椎が左にズレていて動きが悪くなっている。

デスクワークのように下を向いたままの姿勢で長時間作業すると、頚椎の5番・6番辺りに負担がかかりやすくなる。これが原因となっていると考えた。

肩こりの治療

  • 第5頚椎の矯正

ベッドにあお向け(上を向いて寝た状態)で頚椎5番を矯正する。

あお向けに寝た状態での首の矯正

矯正後、首を上に向けてもらい痛みの有無を確認する。痛みはだいぶマシになったが、まだ少しだけ向きにくいような感じがあると言う。

  • もう一度、背骨の動きを確認

頚椎は第5頚椎以外はズレている骨は無かったが、胸椎:きょうつい(背中の背骨・12個ある)の上から4番目、第4胸椎が左にズレていた。

  • 第4胸椎を矯正

カイロプラクティック専用ベッドで第4胸椎を矯正する。このベッドは衝撃を吸収するようになっているので痛みは無い。

カイロプラクティック専用ベッドでの胸椎の矯正

矯正後、何度も首を上に向けてもらう。先ほどの向きにくい感じ、痛み共に完全に消えたと言う。

  • 首・肩・背中の筋肉をマッサージでゆるめる

首・肩・背中以外にも、右の大胸筋(だいきょうきん)がとても張っていて、軽くさするだけでもかなり痛みがあると言う。

聞けば、いつもテンキー入力、マウス操作が基本となると言う。その操作が原因で、胸の筋肉が固くなる事を説明。

  • セルフケアのアドバイス

デスクワークは無意識のうちにアゴを付き出したような姿勢になるので、その姿勢に注意することと、毎日自分でもできる簡単な、首と肩・大胸筋のストレッチをお伝えする。

治療後

上を向いたときの痛み・違和感は完全に無くなったと言う。頭の締め付けられるような頭痛も消えた。

今回は首の骨のズレだけではなく、胸椎のズレも肩こり、首の痛みに影響していた例となった。

肩こりは労働条件・日常生活でのクセ・姿勢不良など色々な原因で起こる。

肩こり、頭痛、首の痛みにはカイロプラクティック治療が高い治療効果を期待できる。

肩こり・頭痛・首の痛みなどでお悩みの場合は、岡山市の治療院CAM(キャム)へ、ぜひご来院ください!

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