肩こりの症状

20代女性。販売の仕事をしている。お客様と対面で販売する事とデスクワークが半分半分ぐらいの割合。高校生ぐらいの頃から慢性的な肩こりに悩まされる。右の肩が特に激しくこると言う。肩こりが激しくなると頭痛もする。頭痛がすると時々、目の奥も痛くなってくる。当日も頭が重く頭痛の前兆のような症状があると言う。手のシビレなどは全く無い。

肩こりの原因を調べる

座った状態で首を左右に向けてもらうと、左に向きにくい感じがある。実際に左に顔を向けたときが右を向いたときに比べて可動域(動く範囲)が狭い。猫背気味に背中を丸めているような状態で、そのためにアゴが少し前に突き出ている。

頚椎:けいつい(首の骨)の動きを調べると、7つあるうちの上から5番目と6番目の頚椎が左にズレていて動きが悪い。また、一番上で頭蓋骨のすぐ下にある第1頚椎も大きく右後ろにズレている。つまり、首を常に右の方にねじったような状態になっている。

また、背中の肩甲骨の間にある第3胸椎(きょうつい)も左に大きくズレて動きが悪くなっている。

本人に確認したところ、子供の頃から、いつもうつ伏せ寝で顔を右に向けて寝ているという。

うつぶせ寝で寝ると、首を一定方向に向けなければならず、それによって頚椎や胸椎がズレると同時に、筋肉もいつも緊張した状態になりやすい。うつぶせ寝が原因でも肩こりが酷くなることがある。

肩こりの治療&セルフケアアドバイス

  • 第5・第6頚椎の矯正
  • 第1頚椎の矯正

ベッドにあお向け(上向きで寝た状態)で第1頚椎・第5・第6頚椎を矯正する。

あお向けに寝た状態での首の骨(頚椎)の矯正

矯正後、座った状態になってもらい、向きにくかった左方向へ顔を向けてもらう。

「最初よりスムーズに向けるようになった。」との感想。

  • 第3胸椎(きょうつい)の矯正

カイロプラクティック専用ベッドで第3胸椎を矯正する。このベッドは衝撃を吸収するようになっているので痛みは無い。

カイロプラクティック専用ベッドで胸椎を矯正

第3胸椎矯正後、右の肩甲骨の内側のこり感が少し楽になったとのこと。

  • 首・肩・背中の筋肉をマッサージでほぐす。

左の首・肩・背中はマッサージをされると、とても気持ちが良いが、右はほとんど何も感じ無いと言う。これは、筋肉がこり過ぎて知覚鈍麻(感覚が鈍くなること)になっているようだ。しばらくマッサージを続けると、右も左と同じぐらいに軽く痛くて気持ち良いぐらいの感覚になってきたと言う。筋肉が適度にほぐれてきたようだ。

  • セルフケアのアドバイス

まず、できるだけうつぶせ寝は意識してやめることと、猫背を伸ばす効果のあるストレッチと、首筋の筋肉を伸ばすストレッチをお伝えする。

治療後

肩もすっかり軽くなり、頭の重たい感じも消えたと言う。できるだけ、猫背にならないようにすることと、うつ伏せで寝ないようにすることを気をつけてみるとのこと。

肩こりは日常生活でのクセ・姿勢不良など色々な原因で起こる。

肩こり、頭痛、目の奥の痛みにはマッサージと同時にカイロプラクティック治療で背骨を矯正することで高い治療効果を期待できる。

肩こり・頭痛・目の奥の痛みなどでお悩みの場合は、岡山市の治療院CAM(キャム)へ、ぜひご来院ください!

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